2008年11月に死刑廃止全国交流合宿および高村薫さんの講演会、死刑囚の絵画展を開催したことをきっかけに、2009年に死刑制度について考える「京都にんじんの会」を発足しました。


by shikeihaishi

罪と罰を越えて――死刑のある国で〈厳罰化〉を考える――」

死刑廃止を求める「京都にんじんの会」12・11集会
「罪と罰を越えて――死刑のある国で〈厳罰化〉を考える――」

発言と討論…浜井浩一さん&森達也さん

とき…2011年12月11日(日)・午後1時開場・1時30分開会
ところ…ひと・まち交流館 京都・大会議室
 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1(河原町五条下る東側)
 ☎075-354-8711
 京都市バス4・17・205号系統「河原町正面」下車
 京阪「清水五条」下車徒歩8分・地下鉄烏丸線「五条」下車徒歩10分
参加費…800円
主催…京都にんじんの会(問い合わせ☎090-2199-5208・大須賀)

発言・討論…浜井浩一さん(龍谷大学法科大学院教授)
1960年生まれ。法務省勤務などを経て現職。世界の犯罪の現状や刑事政策に詳しい。

著書に『犯罪統計入門』(日本評論社)、『グローバル化する厳罰化とポピュリズム』(共著・現代人文社)など。
発言・討論…森達也さん(映画監督・作家)
1956年生まれ。テレビディレクターを経て、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』『A2』で注目を浴びる。
著作『A3』(集英社インターナショナル)で講談社ノンフィクション賞受賞。他に『死刑』(朝日出版社)など著書多数。

▼日本の治安は悪化していない!
2010年の殺人件数は、前年より27件も減少し、戦後最低の記録を更新したことをご存じですか?
殺人件数は減少し、治安もよいといわれている日本なのに、2006年の内閣府調査によれば、80%以上の人が「治安が悪化している」と答えています。「身近なところで治安が悪化しているとは感じないが、テレビや新聞を見ると悪化していると思う」という人が多くおり、マスメディアの報道が、社会の不安を高めていると考えられます。日本では、1990年代の中ごろから厳罰化が進み、受刑者数は15年前の2倍に達しています。
▼世界の3分の2の国が死刑を廃止!
2009年に始まった裁判員制度はノルウェーの参審制度を見本にしたといわれますが、ノルウェーでは厳罰化が進んだ時代を経て、現在では「修復的司法」※の考え方が重視されています。ヨーロッパではベラルーシ以外のすべての国が、死刑を廃止しており、ノルウェーにも死刑制度はありません。1988年には死刑を存置している国は世界の56%でしたが、1998年には41%、2008年には29%に減少しています。今や世界の約3分の2の国が死刑を廃止しているのです。死刑制度を温存している3分の1の国の中に日本も含まれています。
▼すべての情報を明らかにして、死刑と厳罰化について考えよう!
情報公開が進んでいない日本では、裁判や刑罰に関する情報も例外ではありません。公平であるべき裁判で、被告に有利な証拠が隠されたままのことも珍しくありません。また、公的機関が行うタウンミーティングなどでの「やらせ」が発覚するなど、開かれた議論の場の確保や、第三者によるチェックも行われていません。
▼ノルウェーの刑事政策に学んでみよう!
ノルウェーの刑事政策などに詳しい森さん、浜井さんから、お話を聞きます。
森さんには、ノルウェーの刑務所を訪れた経験から、日本の刑務所や拘置所との違い、日本の刑罰の考え方の問題点や改善すべき課題について語っていただきます。法務省で「犯罪白書」を作った経験をお持ちの浜井さんには、統計から見た日本の犯罪の実態、厳罰化の現状やその弊害についての報告をお願いしています。
日本の厳罰化の流れをどのようにして断ち切ればよいのか、死刑制度や裁判員制度をどう変えればよいのか、刑罰の在り方をどう変革すべきかについて、ともに考える機会にしたいと願っています。多くの方々に参加を呼びかけます。
※「修復的司法」とは?
犯罪加害者を罰すること(報復)に重点をおいた従来の「応報的司法」に対して、被害者と加害者の対話などを通して、被害者の救済や加害者の真の更生、コミュニティの関係修復などをめざそうとする刑事司法の新しい考え方。20年以上前から、欧米をはじめ世界的に広がりを見せている。
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by shikeihaishi | 2011-11-02 22:33 | 集会の案内